4月から大学生になります。
専攻は史学(日本史)。
通信教育課程で、働きながら勉強します。

昨日、合格通知が届きました。
受け取った封筒はペラペラに薄くて、
一瞬「落ちたかな・・・」と思ったのですが、
封を開けたら、無事に振込用紙が入っていました。

あ〜、よかった・・・。
僕の受けた学校は、通信制とはいえしっかりと選考試験(レポート)があって、
基準に満たないと容赦なく落とされると聞いていました。
なので、「合格」の二文字を見た瞬間は、
しっかりとガッツポーズをとりました。

大学入学は、以前から考えていました。
実は、僕はかつて大学を辞めています。
その当時は法学部に在籍してました。
入学前はしっかり法律を勉強するぞ、と意気込んでいたのですが、
蓋を開けてみたら全く自分に向いていないことに気づき、
挙句に劇団を旗揚げしてそっちにのめり込み、
遠のいた足は、二度と大学に戻ることはありませんでした。

今にして思うと、法学部を選んだのは
「なんとなく役に立ちそうだから」
「なんとなく就職に有利そうだから」
という、多分に雰囲気的なものにすぎませんでした。
「自分の意志」というものがなかったんです。
我慢して勉強するというこらえ性もなく、
結局背中を向けたまま、僕は大学を去りました。

辞めたこと自体に後悔はないのですが、
(親には申し訳ないなあと思いますが・・・)
「なんであの時、本当に興味のある道に進まなかったんだろう」という、
自分をごまかしてたような感じは、
辞めた後も、喉に刺さった小骨のように、ずっと残っていました。

大学再入学を決意したきっかけは、いくつかあります。
背中を押してくれる友達がいたこと。
「教員免許を取ろう」という目標ができたこと。
そして、震災です。

人間は、いつどうなるかわからない。
だったら、決断を迷っているヒマなんかない。
それに、年金も社会保障もあてにできないこれからのことを考えると、
自分で自分の身を守るしかありません。
そう考えると、大して好きでもないことを不承不承、中途半端に続けるよりも、
好きなことに手を出して死ぬほど努力する方が、
リスクも少なく、むしろ合理的なんじゃないかと思うようになったんです。

・・・と、ここまで考えていたのが去年の話。
実は、その上でなお迷っていました。
迷っていたというか、単純に自信がなかったのです。
「自分は既に一度大学に失敗している。
今、大学に入り直しても、結局同じ轍を踏むんじゃないか」と。

そんな迷いを吹っ飛ばしてくれたのが、
以前ブログにも書いた、
ある建設会社の社長さんの話でした。

歴史学という学問は、
直接的に何かに役立つものではないし、
短期的なスパンで評価が得られるものではありません。
同時代に向けてというよりも、
次の世代のため、さらにその次の世代のために引き継いでいくべき、
ストック(財産)としての学問です。
どう考えても、「儲かる学問」ではない。

ただ、やっぱり誰かがやらなきゃいけないことなんです。
前述の社長さんの話を聞きながら思ったのは、
「衰退していく日本の伝統技術や文化を、俺が残すんだ!」という、
強烈な使命感です。
ある意味では完全なるボランティアなわけですが、
ただ、その社長さんの使命感によって、守られるものが確実にあるわけです。

誰かがやらなきゃいけない。
だったら、そのことに気付いた人間がまずはやるべきだろう。
ということで、それまでの迷いは一気に晴れて、
志願票の「史学専攻」に丸を付けました。

・・・と、ずい分勇ましいことばかり書いていますが、
所詮はまだスタートラインに立ったばかり。
聞くところによると、僕の行く学校は、
卒業率がわずか10%らしいです。
やっぱり、働きながら勉強を続けるというのは、
思ってる以上に大変なんだそうです。
う〜ん・・・頑張らねば。

ま、不安は尽きませんが、とりあえず4月から僕は大学生。
31歳からのキャンパスライフです。
なんと、来月下旬には「入学式」があるそうですよ。
不安は不安なんですが、いろいろ楽しみです。

にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ


sassybestcatをフォローしましょう