これから1年に4回、季節の変わり目に、
直近3カ月のランニングを振り返って、
成果や反省点を備忘録として残そうと思います。

というわけで、2013年春の練習日誌です。


■4月 新たな目標「東海道ラン」へ

3月末に人生初のフルマラソン挑戦!……のはずが、
胃腸炎で棄権することになり(詳しくはこちらの記事)、
練習は積んだものの、その成果を果たす機会のないまま迎えた4月。
せっかくのレースをフイにしてしまったからといって、
ランニングに対するモチベーション自体は下がらなかったのですが、
何か新しい目標は欲しいなあと思っていました。
かと言って、新たにレースにエントリーするのは気が進まず、
(基本的に出不精で人混みが苦手だから大会とかは面倒なんです)
どうしようかなあと考えていたところ、
ふと思いついたのが「東海道ラン」。

「できるだけ長い距離を、できるだけ楽しく走る」という原点に立ち返ってみたら、
レースや大会よりも、一人で黙々と超長距離を走る方が楽しそうだ、という結論に至りました。
東海道、それも旧道を、東京の日本橋から京都の三条大橋まで、
延々自分の足で移動するというこのアイデアは、
ランナーとしてだけでなく、歴史ファンとしてもそそられます。

調べてみたところ、東海道の全行程は492.1km。
もちろん一気に走りきることはできないので、
連休や長期休暇を利用しながら数日間集中して走って一度東京に帰り、
次の休みに前回中断した地点まで戻って続きからスタートする、
というのを繰り返すことになるでしょう。
スピードは必要ありませんが、その代わりに、
3日間連続でフルマラソン並みの距離を走っても平気なくらいの持久力(根性とも呼ぶ)が必要です。

気持ちとしては今すぐにでもスタートしたいのですが、
今の僕の実力じゃ、多分箱根の山すら越えられません。
準備不足のまま走って故障しては元も子もないので、
実行は来年の秋、と決めて、
残り1年半を使ってゆっくり身体作りをしていこうと決めました。

これ、劇団が活動していたら絶対ムリな企画だよなあ。
オフ、最高!

【4月の走行距離:177.4km】



■5月 ランナー人生初の「故障」発生

1年半後の東海道ランに向けて、
早速、ロング走を中心にした練習メニューを組み、
練習を開始したその矢先……故障しました。

やったのは右膝(ひざ)。
はじめは小さな違和感だったのが、次第に痛みに変わり、
最後は足を上げるだけで膝の内側にキーンとした痛みが走るようになりました。
「故障」なんて生まれてこのかたやったことないもんだから、
どう休めばいいのか、あっためた方がいいのか冷やした方がいいのか、てんでわかりません。

ワラをも掴む思いで、知り合いの整骨医に診てもらいました。
すると、「筋肉の付き方のバランスが悪い」とのこと。
僕の場合、太ももの外側には筋肉がたくさん付いているのに、
内側は筋肉が少ないそうです。
人間の体は基本的に筋肉が多い方、強い方に引っ張られるので、
足全体が外側に向いて、膝への負担が本来とは違う方向にかかっているんじゃないか、
という見立てでした。

そういえば、ちょうど同じ頃、ベテランランナーの後輩に、
「ガニマタですね!」と言われました。
確かに、何も気にせず足を揃えて立つと、
足先が45度以上に開いてしまいます。
対策としては、腿の内側の筋肉(内転筋)を鍛えること。
そうすることで、今度は足が内側に引っ張られるようになり、
結果として元のバランスに戻るんだそうです。

そこで早速やりました、内転筋の筋トレ。
ネットで情報を探して複数のバリエーションでメニューを組み、
毎日それなりに強い負荷をかけながらひたすら筋トレを続けました。

すると、ものの2週間くらいで痛みは気にならないレベルに。
結局「故障!」と大騒ぎするほどのケガじゃなかったのかもしれません。
ランニングを始めるまで、運動とは縁のない人生だったもんで、
「故障しちゃってさ…」なんていうセリフにもちょっとした憧れを持っていたんですが、
いざ身体に変調を感じると、猛烈に焦ります。

結論、「故障は辛い」。
2週間で治ったのは安い授業料でした。

【5月の走行距離:206.1km】



■6月 「新シューズ」購入

夏から徐々に30km超の長距離ランを始める予定なので、
心機一転という意味も込めて、新しいランニングシューズを買いました。
ランニングを初めて2年9カ月。
シューズも3代目に突入です。
IMG_0717

上の写真の奥が初代で、手前が今回買った3代目。
NEW BALANCEのMR890というモデルをずっと履いてます。
クッション性を重視したビギナー向けのモデルなのですが、
走り始めてもうすぐ3年目という今も気に入って履き続けています。

本来であればラン歴が長くなるにつれて、
シューズも経験者用のものに順々に履き替えていくべきなのかもしれませんが、
いざ買い替え時を迎えると、なかなか他のシューズに移る気は湧いてきません。

元々、最初にお店で履いた時から、
僕の足とこのMR890とはピタッと馴染む感じがあったのですが、
このフィット感は、3年近く履き続けてきたことによって、
もはや絶対的なモノに変わりつつあります。
初めの頃は長い距離を走るたびにできていたマメも、
今では滅多にできなくなりました。

今更他のシューズに乗り換えて、イチから足を馴染ませるストレスを抱えるよりも、
気の済むまで今のモデルを履き続ける方が結果的にいいんじゃないかという気がします。

ちなみに、僕の場合はかかとの部分の減りが一番激しくて、
初代のシューズは約1000km走ったところで、
かかとの一番外側(地面側)のソールが剥げました。
ところが、2代目は1500km走った現在も、まだギリギリかかとのソールは健在です。
これは、初めの頃よりも身体のバランスが良くなってきた結果だと思うのですが、どうなんだろう。

【6月の走行距離:178.4km】


※ちなみに6月の終わりにまたも(プチ)故障しました。
今度やったのは左の腿裏(いわゆるハムストリングというやつです)。
悔しい……。




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